第13回山岳耐久レース(長谷恒カップ) 
 71.5km 制限時間24時間

2005年10月9日(日)〜10日(月)


出走者数 2005名(暫定)
完走者数 1111名
池田真奈美、大垣和重、荻原安廣、相蘇純、井上ひろみ、安藤しぐれ
ハセツネカップいってきました!ききしに勝るすごいレースでした。まず
結果報告としては、メンバー6人中完走者は池田真奈美さんのみ。大垣
は第2関門と第3関門の中間の大ダワでリタイヤ。荻原は第2関門で制限
時間30分オーバー。相蘇さんは同じく第2関門で50分オーバー。井上は
第1関門で10分オーバー、安藤は1時間半オーバー、5人がリタイヤでした。
記 録
第13回山岳耐久レース
ハセツネカップ 

  あー、なにから話しましょうか。
  もう、竜巻にもまれたみたいにスゴい体験で、身も心もまだ興奮状態です。 
  大垣は何度も完走という経歴をもっていますが、その他は全員初出場でした。
 
 まずハセツネカップについて。
 このレースは,正式には日本山岳耐久レースといい、東京都山岳連盟主催で、
 今回は13回目でした。レースは奥多摩全山71.5kmを24時間で走り(歩き)
 タイムを競うというものです。途中に関門が3ケ所あり、そこを規定のタイム
 までに通過しなければ失格です。こうしたレースは、ハセツネカップだけの
 ものではなく、山岳マラソン、トレイルラン、スカイライン、アドベンチャー
 レースの一部、などと称したレースが数多くあり、その中で最も有名で、かつ
 日本的なレースとして知られています。出場者も年々ふえて、エントリーは
 去年1900人、ことしは2200人でした。
 さて10月9日当日、数日前からの雨が降りつづけ、この日も雨が降ったりやん
  だり。武蔵五日市の中学校グランドから午後1時スタート。2000人の塊が細長
 い隊列になるや、人という人が一勢に走り出しました。山道だろうが、林道
 だろうが走って走っていきます。山に入るとすぐに道はぬかるみだしました。
 雨が連日ふっていて、そこを2000人が走るのですから、ほとんどたんぼ状態。
 足首までぬかるみにつかる所もあるし、傾斜が急になればズルズルと滑るし
 ゴロゴロ転ぶ人もいるし、このぬかるみ状態は、最後の地点までずっと続い
 たそうです。おまけに自然渋滞が1時間とかもありました。
  夕方5時ごろからはかなり暗くなりヘットランプをつけます。しかし雨でガ
 スっているので強力 LEDでもボーと明るいだけ。豆球タイプと併用しても
 道の凹凸が見えません。これもずーと夜が明けるまで続きます。
  夜半に入って雨も強くなりました。周りの人はそれでも走ります。道がぬ
 かるんでいるので、山道の両脇にある立木をつかんだりぶつかったりしてス
 トッパーにしますが、その立木という立木が泥だらけのヌルヌル。それでも
 周りの人は駆け登り駆け下ります。ひだまりメンバーはそれぞれのペースが
 あるのでスタート時にバラバラになってしまいましたが、不思議なもので、
 同じコースをメンバーが今走っていて、それぞれが格闘しているだろうと思
 うと、心強かったです。
  それにしても完走者はすごいと思います。とくに8時間〜12時間台の上位の
 人はどんな人なんだろう。今回、過去最悪といわれる悪条件の中、トップは
 記録を更新したし、でも上位者はすべてオリンピック選手並みではなく、
 60歳台の人もチラホラいるのです。
  ふつう、登山では少しピッチをあげて登るとよくバテて座りこんでいる人
 がいますが、今回、第1関門まではそんな人がほとんどいなく、第2関門
 までは眠気でダウンしてイビキをかいている人や、木にもたれて寝ている
 人がいるけど、バテている人をあまり見なかったというのも大きな驚きで
 した。
  私自身は第1関門で大幅にタイムオーバー、言い訳はどっさりあるけど
 これが現実の実力でした。出場できただけでもよかった。
  長々と感想文におつきあいいただきありがとうございました。またひだ
 まりから4人も出場して、お店を守ってくれた他のスタッフにここで一礼!
 サンクス! 送り迎えの車出しをしてくれただけでなく、会場でずっと
 一緒にいてくれて思いを共有した井上幸雄さん、本当にありがとうござい
 ました。来年はあなたの番です。会場で偶然出会って見送りしてくれたミ
 レーの西川さん、ありがとうございました。参加するまでにいろいろアド
 バイスいただいたモントレイルの新木さん、ありがとうございました。
 急なギックリ腰で急拠不参加になったエアモンテの数歩さん、次こそ一緒
 して下さい。親の行動には無関心だった安藤元気、海兄妹、今回は見送り
 してくれてうれしいぞ!
                            安藤しぐれ記
 
   追って・ リタイヤ組はレースが終わってもうコリゴリと言っていましたが、
 翌朝、起きるなり、来年もいくぞ! ということで、来年出場したいとお思
 いの方は荻原までご連絡ください。、                    
    

                                    
                                                             
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