第28回ひだまり山の会 2008年10月14日(火)〜15日(水)

頚城 雨飾山 1963m

参加者: 荻原安廣、安藤しぐれ、澤田政孝、池田 功、荒井 靖子、
坂内政則、小高ヨシ子、岩沢照子、北條カヨ、稲葉卓治、
田中早苗、本江 悦、杉本郁子、小林千佳 (申込順)


第28回ひだまり山の会 頚城 雨飾山 1963m
雨飾山山頂にて   撮影:山頂でお願いした女性
第28回ひだまり山の会 頚城 雨飾山 1963m
紅葉&美女と・・・     撮影:安藤しぐれ

行動記録
日 程  10月14日(火) 16:20  飯能駅南口集合
小山さんのバスを予定

20:30

小谷温泉着(泊) ホテルグレイスイン栂池
     
10月15日(水) 5:50 小谷温泉発(バスで)  
6:41 登山口着・発
  荒菅沢 布団菱の岩壁が望めます
  笹平
10:43 雨飾山頂着
11:30 山頂発 
  中ノ池 薬師尾根道を下る
15:10 雨飾温泉(バスが出迎え)
21:00 飯能着


会計報告

 

雨飾山              

雨飾山
                     記・写真   安藤しぐれ
 なんとたおやかな名前でしょう。
雨飾り、あまかざり、あ・ま・か・ざ・り…。
わたし的には、この名前を声にだしてみると…、そうだなぁ、
雨上がりの水滴が宙にいっぱい浮かんで、そこに光が射してきた、
という映像がイメージされます。

あんみつ姫みたいな大きなカンザシが水滴の集合体でできてるって
いうのもイイなぁ。

本当のところは、雨乞い行事の飾りにちなむ名前らしいです。

さてその雨飾山登山。
朝早くから登るため、前日に、白馬栂池のホテルに半泊。
そして、長野県側の小谷温泉から登って、新潟県側の雨飾温泉に
抜けるというコースで、雨飾山をたっぷり体感できます。

朝、宿を出たときは上空真っ青で歓声があがりましたが、
登山口に着くと、山の中腹から上だけが雲に包まれているのです。

あ〜あ、やはり雲の中は雨でした。

紅葉も鮮やかに見えないッ、傾斜も急だッ、布団菱の岩壁も見えないッ
とブーたれて登ってますと、樹林帯がきれたあたりから雨がやみ、
所どころに目を射すような紅葉も見えてきました。

やっぱりひだまり山の会は悪運強い。
この日は女子9人、男子5人、女子の念力が雲を追い払います。

頂上直下の笹平からは青空が見え隠れし、頂上に着くと雲の動きが活発になり、
あ、こっちが見える、あ、こっちも、あ、向こうも見える、
てな感じで、しあわせな頂上を味わいました
(おいしい雑炊もあじわいました)。
紅葉、笹平のモコモコした緑、ちょっと見える白いスラブ状岩壁の
コントラストが美しかったです。

次は雨飾温泉に向けて下山です。
初めはゆるやかな下りで、平原綾香の『明日』をハミングしながら
降りていきましたが、気がつくと、
待てよ! なんだ、この足元の悪さは!!
傾斜はきついわ、岩がゴロゴロしてるわ、その上に
越後の山のヌルヌルがついているわで、一歩たりとも気が抜けません。

結局3.5時間余りかかって雨飾温泉に着くのですが、
途中、サプライズがありました。

「あっ、海だ! 日本海だ!」
という状況が1カ所あったのです。


その場所からは、麓が近くにみえ、平野につながり、
その先が日本海だったのです。

山深い小谷温泉から入山したものですから、
こんな近くに海が見えるなんてほんと意外でした。
おー、これって日本横断ジャン、なんて
コロンブス的にすごくうれしくて、
このときのこの光景のためわたしは雨飾山に登ったんだ
と思えました。

うれしくて、つい写真を撮るのを忘れてしまいました。

そうそう、下山した雨飾温泉、
急いで入浴しましたが、すごくいいお湯でした。
で、宿泊者が食べる夕食のいい匂いだけ嗅いで帰りのバスに
のりました。

花はアキノキリンソウとエゾリンドウがみられました。