八ヶ岳山麓の三日間
                     記・写真   西村 薫

 10月1日〜3日、先日入会したリゾートクラブの高原別荘を借りて遊ぼうと標高1,100mの長野県の松原湖高原別荘地に出かけました。同行者はひだまり山の会の仲間の古澤夫妻、荒川氏、佐藤氏で計6名。

荒さんの8人乗りエスティマも、6人分の荷物と食材、酒類を積み込むと一杯一杯。朝、小雨の中を出発したが松原湖に着くと青空が見えるようになって小海駅前のスーパーで生鮮食材を購入する。手打ちの10割そばが自慢の小さな蕎麦屋で昼食し、午後1時頃には別荘に入る。荷物を降ろしてから別荘地入口にある温泉施設“八峰の湯”にのんびり浸かり、別荘に戻った後はお決まりのビールとワインと焼酎で乾杯カンパイ!!夏野菜のカレーが旨かった。

二日目はこんなに晴れてイイのかという程の無風ピーカン。麦草峠近くの白駒池駐車場まで車で20分。ここから麦草峠へ登山道を20分歩く。途中にあった“白駒の奥庭”の素晴らしかったこと。その美しさに皆が言葉もなくただ感嘆するばかり。ぜひ一度行ってみてください。

麦草峠から丸山(2,330m)を越えて高見石へ。ここまで樹林帯でほとんど景観は無い。高見石の岩の上によじ登ると一転して絶景、絶景。眼下一面の樹林の中にぽっかりと青い白駒池が浮かんでいる。その先に浅間山と連なる山々。振り返れば南アルプス、遠くに冠雪の北アルプス。岩の上で気持ち良く30分過ごして高見石小屋のテラスで昼食。またのんびりしようと思っていたところ、小学生の怪我人が出たので白駒池駐車場まで下ろすのを手伝って欲しいと頼まれた。学校の先生と校医がついている。太ももに20cmほどの裂傷を負っている小学生を、小屋にあった背負子で先生が背負い、荒さんは交代要員を志願し、古ちゃんは彼等のザックを背負って一緒に駐車場までまっすぐ下山して行った。

駐車場から再び白駒池を見に戻ったが、池の周りは紅葉していて美しかった。午後2時半には別荘に戻って入浴してからバルコニーでワインを飲んで過ごした。今回は南アフリカ、チリ、イタリア、スペイン、オーストラリア、フランスと各国のワインを味わい、夕食はサーモンステーキ。

三日目は11時頃までゆっくり、のんびりして帰る予定だったのに9時半には身を持て余して出発。途中、日本最高地駅の野辺山駅や清里の道の駅で遊びながら帰りました。