2014年10月 ひだまり山荘の荻原です。 12日から13日にかけて ハセツネ(日本山岳耐久レース)に参加してきました。 撮影:安藤しぐれ 道をご覧ください 出走者 2,264名 完走者 1,922名 完走率 84.9% で、僕の成績は21時間16分、順位1,585位でした。 1年間それなりにトレーニングをしてきたつもりでしたが、 3回参加のなかで今回の成績が最も悪く、 ちょっとがっかりしています。 今の体力は、せいぜい15`までしかちゃんとした走りができず、 その先は気力で行くのですが、 心も強くないので 何度も立ち止まっては座り込み、 そのまま居眠りをしてしまいます。 御前山の登りでのこと。 斜面にドサッと座り込んだら栗があり、 イガがお尻に刺さりました。 痛いッと手で払うと、今度は手に刺さり、 泣きっ面に蜂です。 ここで寝るのはやめてフラフラで御前山を目指しました。 夜明け前には、 大岳山の登りではちょうど良い寝場所を見つけて横になり、 目覚めたときにはもう夜が明けていました。 アアまたやってしまったと思いつつ、 大岳山の山頂に着くと、 たどってきた三頭山、御前山が一望できて、 この景色は夜に通過した速い人たちは見られないんだと、 そこだけはよかったところです。 夜明けの大岳山にて、奥のガスのかかったところがコース中間点の三頭山、右が御前山です。 最後は雨の中のゴールになりましたが、 ゴールで待っていてくれたひだまり山荘の安藤と中村の顔を見て、 長かった今年のハセツネも、 やっと終わったという実感がわきました。 撮影:安藤しぐれ スタートに応援に来ていただいた石川さん、稲葉さん、小高さん その他にもたくさんの方々から応援をいただきました。 ありがとうございました。 何が悪いのかどうしてダメなのかをもっとよく考えて、 再度来年のハセツネに挑戦します。 撮影:安藤しぐれ ハセツネが終わって数日が過ぎ そろそろハセツネ熱が冷めたかな、と思っていたら、、 郵便が届きました。 頼んでいたレース時の写真です。 あの時のことが 再びよみがえってきました。 また来年も参加したいと思っているのですが、 走り始めると、結構苦しいんです。 もっと長い距離のレースもありますが、 とてつもなく長く感じる距離、 夜の寒さと睡魔。 頭の中を空っぽにして ひたすら前に進むことだけに集中。 そして、金毘羅尾根を走り下りてロードに飛出し、 そこからゴールまで舗装道路の数分間は 身体も軽くなり、 苦しみは、楽しい思い出にかわってしまうから不思議です。 何やってるんでしょうね。