高橋清 紀行

    

仙台市からゲスト参加させていただいた高橋 清と申します。

 お世話いただいた皆様に御礼したくメールしました。

 数年前のクラス会で村松 充氏より古希記念に富士登山をしようとの提案がありました。

宴席での話しであり、気持だけでは登れない、それなりの体力作りと準備がないと

とんでもないことになると思っていました。

 しかし実現まじかになり、小生は万が一にそなえ 仙台市消防局の救命講習会を受講

心肺蘇生法・胸骨圧迫法(以前15回から30回に変わった)など学び、普通救命講

習T終了証を手中に、又某山岳専門店主催の富士登山講習会を受講し、心の準備をしま

した(ゆっくり歩行・水分補給こまめに呼吸法 吸うより吐くほう重視 塩飴・トイ

レ用コイン入・山ではアルコールご法度など)いよいよ当日、荻原社長の挨拶、雨具

は必需品であり、持たない人は連れて行かない(上下セパレートのゴアテックス推奨等)

自己紹介と続きバスは高速道をひた走り,12時54分新5合目着 ストレッチ・柔軟体操

後13時25分早速登山開始となりました。

庭野さんを先頭にゆっくり、そしてゆっくりと、天候 快晴見える山なみ全て眼下に

やっぱり「富士は日本一の山」 そして今夜の宿7合目、見晴館を目指し、前足をあ

まり上げず、やわらか着地で歩を進めていた、これならどこまでも歩け続けれるよう

な気がしました。

 そのとき左手にシビレが来ました(詳細後述)あるタレントがゴルフでラウンド中

シビレがあり、同伴競技者の神経内科医師より脳梗塞の前兆と即救急車で入院したこ

とを思い出しながら俺、山で頓死かも、とくだらない事を考えていたら、頭がクラク

ラ「来たー」これが高山病か、はじめまして・・・

18時28分 今夜の宿、見晴館無事到着、荻原社長ありがとう、皆さんありがとう、夕

食はラーメン・うどん・カレーそして皆さん自慢の手作りの美味しいご馳走を分けて

いただきました。

 荻原社長のホットココア一口美味しかったです、ごちそうさまでした。

 皆さんとの楽しい夕食も終わり、明日に備え早めの就寝、それがなかなか寝れない

のです、屋根に打ち付ける嵐・嵐寝たふりの演出軽いイビキも効果なし、やっぱり寝

つけない(矢嶋さんと同じ)あ〜長〜い夜、外のトイレに行くも、寒い〜10分も居

れば低体温症になりそうな嵐でした、ボオーと下界に町の明かりが霧の合い間に見え

ました。

 やっと長い夜が明け外は嵐、天気予報は最悪、6時出発に合わせ準備はするものの

ほとんとの方は下山を覚悟してたのではないか そのとき、いち早く全員の健康状態

を察知した荻原社長の判断が下った。  GOである!

 少し、しぼみかけたハートに活をいれ6時05分いざ出陣、これより胸突き八丁

時々予告なしの突風の洗礼を受けながらもさらに進むと、またしてもシビレが走る

上を見ると下山する外人の多いこと、なかには単独登山したような女性ともすれ違う。

 あ〜頂上(8時50分) 霧で頂上がよく見えない本当か、そこには頂上の石碑

(富士山本宮浅間大社)がありました。

 頂上の山小屋はまだ開業しておらず、外は風雨のため、準備中の所に休ませても

らいました。

   9時20分下山開始 荻原さんから、落(石)の声を聞いたら山側を注意せよの

指導を受け、11時00分七合目2960mここから砂走り地図上では約2kmの直

線距離が2倍〜3倍にも思える長さでありました。

 歩いても、また歩いても着かない、ついに膝に来てダウンである。 そのとき

現れたのが、庭野さんであった ザックをもちましょう、ありがとう 申し訳な

い、庭野さんの肩には前後にダブルザック,辛いときこそ人間の本性がでるもの

庭野さんの優しい目で大丈夫ですかとの声かけの心に、小生 感涙、なんと素晴

らしい頼もしい超人的な好青年でる、登りもダブルザック、そして下りの長距離

もダブルザックひだまり山荘の社員はみな素晴らしい、荻原社長にもザックを背

負ってもらい只〃感謝。何か皆さんのお役にたちたいと思っていた小生逆にお世

話になり忸怩(じくじ)たる思いでいっぱいです、人間一人では生きて行けない

と痛感しました。

 社長の教育が素晴らしいのか、すばらしい人間がひだまり山荘に集まってくる

のか、それとも両方なのか?

砂走り下山時の考察:片足ズー止まってから又片足ズーこれが膝に負担大となる

のでは、スケートのように片足ズー止まる前に別の片足ズーでは・・・皆さんど

うでしょうか?

下山後調べた結果:シビレはダイアモックス250服用による副作用とわかりま

した、登山前かかりつけの医師に富士登山の計画ありと相談をもちかけたところ

ダイアモックス250(保険適用外)を2〜3日前から服用を進められ実行したもの。

 最後になりましたが、「ひだまり山荘のますますのご発展と」16名のパーテ

イ全員の皆様のご活躍を祈願し、深甚なる謝意を表したくメールしました(技術

屋の小生はもちろん 文才のかけらなど、持ち合わせておらず、リタイア9年文

字など書くことの無い小生) 思うままに 私を富士山に連れってくれた皆さん

に只〃ありがとうを言いたい一心でメールしました。

                        仙台市     高橋 清  拝